久しぶりに素晴らしい貧困女性ドキュメンタリー『テレクラキャノンボール2013』を見た。

 

出てくる女性はみんな歪だ、太っているのに異様に短いスカートだったり、みんなタバコ吸うし、髪の毛は染めて何ならプリンになっている。なんだか表情が変。一人も高そうな服を着ていない。

 

テレクラキャノンボールは監督がテレクラで見つけた女性と交渉してAV出演させ、そのプレイ内容でポイントを稼ぐというルールがある。

 

 

テレクラキャノンボール2013は大ヒットし、映画館で何度も上映され、AVを普段見ない女性たちまで見る作品となったが、出演交渉した当時は顔出し5万でAV出演した女性はどれくらい理解できていたのか定かではない。

 

私がこの映画を初めて知ったのも友人からで、面白いものがあるということで一緒に笑いながら見た。

 

しかし、セックス終わった後の身の上話をする彼女たちの表情を同じ女性として見ていて、しんどいものがあった。

 

監督たちは可愛いねとか、ありがとうって言って最後に抱きしめたりするけど、このホテルを出たらきっと忘れてしまう。

 

ホテルに戻って監督の男性たちで撮った映像を見てゲラゲラ笑い、

映画の最後では全てを”男たちの戦い”として女性をなかったことにする。

 

同じ女として彼女たちの人生はしんどすぎる、しんどすぎて面白い。